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2014.12.18 ブログ
馬にもスポーツデンティスト
人間の歯は歯科医師、人間の眼は眼科医というように専門分野が分かれていますが、
馬の場合は専門医制度を導入するほどのニーズも無いことから獣医が全て診療をするそうです。
しかし、近年はアメリカなどでは馬のデンティストと称する歯科技師がおり、
歯科器具などを持って厩舎や牧場を回って歯の処置を行っており、それを受けて最近は日本でもまだまだ少な
いとはいえ、馬の歯科技師が歯の治療を行っています。
草食動物である馬にとって虫歯や歯周病は人間ほどは多くはないですが、まったく無いものでもありません。
虫歯ができると飼い葉の食いも落ちることになりますし、ハミ受けにも影響が出てきます。
また馬の歯は人間の歯と違って、1年間で約2ミリ~3ミリ程度伸びてきます。
馬は草を食べることによって自然と歯がすり減っているので、見た目は伸びているようには見えないのです。
馬は「すり潰す」という動作で食べるので、その馬によっての食べ方のクセによっては片側の歯だけがすり
減ったりして歯のバランスが悪くなり噛み合わせが悪くなってきます。
特に、競走馬に至っては1歳5ヶ月時の噛み合わせが非常に重要で、その後の体格とスピードに
大きな影響が出るとのことでした。
馬も人間も噛み合わせはやはり大切なんですね。
そんな訳で、先日、私も東京の飯田橋で開催されましたスポーツデンティスト養成講習会に行ってきました。(人間の噛み
合わせの講習会です。)
スポーツデンティストとは、スポーツ愛好者からトップアスリートまで
さまざまなスポーツ現場で、スポーツ医科学に基づき適切に指導・助言できるスポーツ歯科の専門家のことで
す。
(プロバスケットボールbjリーグ大分ヒートデビルズの清水選手)
スポーツ医学に関する各分野(小児科、婦人科、整形外科、栄養学など)の専門家が、それぞれの分野の内容
をスポーツを軸に再構成して説明してくれるので、大変面白い内容でした。
スポーツ医科学のさらなる発展や日本におけるスポーツ振興や競技力向上に向けた取り組みを今後も続けてい
きたいと思います。
そういえば、
久住に向かうやまなみハイウェイの途中、
朝日台近くにある「農家レストランべべんこ」に立ち寄った時のこと・・・。
高原の中の一軒家のレストランで、外には白馬が1匹飼われています。
こんな立て札まで作られていました。
忘れもしない4年前、
ニンジンを購入してこのお馬さんに餌やりをしていたら
「ガブッー」
鋭い前歯で、左腕を上着ごと噛み切られ内出血してしまいました。
しっかりと大きな歯型も確認いたしました。
皆さん餌やりは十分注意いたしましょうね。