むし歯治療

Cavities

当院では、歯をできるだけ削らず、痛みの少ない治療を目指しています。むし歯治療の場合、事前のカウンセリングをしっかりと行い、患者さんに安心ともに治療を進めていきます。

私どもの持つ最新の医療方法で、患者さんにあった治療法をご提案します。
歯の大切さを知っていただくためにも、歯の状態や治療内容などをわかりやすく案内し、歯磨き指導まで、一生使える自分の歯を作ることを目指し、サポートします。

むし歯の原因
むし歯の原因は、複数の要因による複雑なプロセスに起因しています。以下は、むし歯の主な原因について説明します。
- 食事習慣
  
  食事習慣はむし歯の主要な原因の一つです。特に、糖分やデンプン質を多く含む食品や飲み物の摂取が、むし歯のリスクを高めます。これらの食品を摂ることで、口内の細菌が糖分を代謝し、酸を生成します。この酸は歯のエナメル質を溶かし、むし歯を引き起こします。
- 口内の細菌
  
  口内には多くの細菌が生息しており、特にストレプトコッカス・ミュータンスなどの細菌が糖分を分解して酸を生成します。この酸は歯のエナメル質を攻撃し、穴を作ります。定期的な歯磨きやフッ化物の使用は、これらの細菌の成長を制御し、むし歯の予防に役立ちます。
- 不適切な口腔衛生
  
  歯をきちんと磨かないことや、歯間の清掃を怠ることは、むし歯の原因となります。食べかすや細菌が歯の表面に残り、むし歯の発生を促進します。歯磨きやフロスで歯を清掃することは、むし歯の予防に重要です。
- 口の乾燥
  
  口の中の唾液は歯を保護し、酸を中和する働きがあります。口の乾燥（乾燥症候群）が続くと、唾液の分泌が不足し、むし歯のリスクが高まります。一部の薬物、口腔の疾患、加齢などが口の乾燥を引き起こす原因となります。
- エナメル質の脱灰
  
  歯の表面を覆うエナメル質は、酸に弱く、酸による脱灰がむし歯の原因です。糖分や酸性の飲み物を摂ることで、エナメル質が脱灰し、歯に傷がつきやすくなります。フッ化物の使用やカルシウム摂取は、エナメル質を強化し、脱灰を防ぎます。
- 遺伝的要因
  
  遺伝的な要因もむし歯のリスクに影響を与えることがあります。一部の個人は、歯のエナメル質が薄くて弱い場合があり、むし歯にかかりやすい傾向があるかもしれません。
- ストレス
  
  長期にわたるストレスは、免疫機能を低下させ、口内の細菌の増殖を促進する可能性があります。これにより、むし歯のリスクが高まることがあります。
- 健康状態
  
  一部の健康状態や医薬品の副作用が、唾液の分泌を減少させ、むし歯のリスクを高めることがあります。特に、放射線療法や抗生物質の長期使用が該当します。
- 以上の要因が組み合わさって、むし歯が発生しやすくなります。
  むし歯を予防するためには、適切な口腔衛生習慣を維持し、栄養バランスの取れた食事を摂り、定期的な歯科検診を受けることが大切です。
むし歯の治療

■症状がない小さなむし歯は、コンポジットレジンという歯と同じ色合いのプラスチックで詰める治療をします。

■冷たい物がしみるなどの進行したむし歯は、神経を保護する処置をした後、型を取り、部分的に金属をかぶせる治療をします。
何もしなくても痛むようなむし歯は、神経をとる処置をして土台を立て、全体をかぶせる治療をします。

むし歯が進行すると治療回数が増えるので早期の治療をおすすめします。