矯正歯科

Orthodontics

Bear Polar Dental House

歯並びやかみ合わせが悪いことを不正咬合といいます。不正咬合があると口の形だけでなく、歯の動きが制限され、歯磨きが難しくなり、むし歯や歯周病にかかりやすくなります。矯正治療は不正咬合を修正し、むし歯や歯周病の予防になり、発音や食べ物の咀嚼機能を向上させ、健康を促進します。

  • 治療開始にあたって

    矯正治療では治療前に患者さん及び御家族の方々についていろいろな調査をし、歯の型をとったり顔の写真や頭のレントゲン写真を撮り、綿密に診査した後、診断及び治療計画をたて、治療を開始します。

    矯正治療は抜歯やむし歯の治療と違って、期間が長くかかり、その期間中は月に1~2度の間隔で来院していただかねばなりません。先生の指示に従って通院していただきます。

    したがって、治療を始めたら、途中で中断することがないように十分通院できる見通しができてから始めましょう。

    治療開始にあたって
    治療開始にあたって
  • 治療時期および期間

    治療時期および期間

    治療期間は通常、乳歯が抜けて永久歯がはえかわる時がよいのですが、乳歯の時に治した方がよい場合もあれば、大人になってからでも治療ができる場合もあります。

    通院は月に1~2回で、治療期間は2~3年かかります。治療後、大人になるまで観察が必要なこともあります。

    治療時期および期間は不正咬合の度合いや原因によって様々ですので一度診察を受けて最もよい時期に治療することが大切です。

  • 不正咬合の原因と種類

    不正咬合の原因

    不正咬合を起こす原因は大きく分けて2つあります。 1つは遺伝によるもの、子が親に似た歯並びや、かみ合わせになるのはこのためです。もう1つは、骨の発育障害、指しゃぶりなどの癖、むし歯などの後天的なものです。

    不正咬合の原因

    • 叢生(そうせい)・・・ガタガタ歯、乱ぐい歯、八重歯、でこぼこの歯並び

      叢生(そうせい)とはあごの大きさに比べて、歯が大きいことが原因で、歯並びが凸凹になったり重なり合ったりしている状態を言います。
      歯ブラシが届きにくいため、虫歯や歯周病になるリスクも高いと言えます。

      叢生(そうせい)・・・ガタガタ歯、乱ぐい歯、八重歯、でこぼこの歯並び
    • 上顎前突

      “出っ歯”と呼ばれているもので、前歯が前に突き出している、下あごの位置が上あごの位置より後ろに下がった状態の噛み合わせです。
      遺伝以外にも日常生活のクセである、指しゃぶり・アレルギーによる口呼吸などが原因にも考えられます。

      上顎前突
    • 下顎前突

      反対咬合とは、俗に“うけ口”といわれるように、下の前歯が上の前歯より前方にでている状態をいいます。 これは、噛み癖によるもの、歯の位置や傾きの異常によって起こっているもの、上顎骨または下顎骨の位置異常や大きさの不調和によって起こっているものなどが考えられます。

      成長期に下顎前突が認められる場合、正常な顎骨の成長を阻害し、いま以上にその状態が悪くなる可能性があります。 そのため下顎前突の程度がより悪化し、その状態を改善するには、健全な歯の抜歯を併用しなければならなくなる可能性が高まります。また、その状態が極めて重度の場合、手術を併用して骨の位置から改善しなければならないこともあります。

      下顎前突
    • 開咬

      奥歯の噛み合わせは問題なく、前歯のみの噛み合わせが合っていない事です。 前歯で食べ物を噛み切れない他にも、口が閉じにくい状態です。

      原因は呼吸器系の病気による口呼吸やクセの指しゃぶり、または骨格に問題がある場合があります。

      開咬
    • 過蓋咬合

      過蓋咬合とは、かみ合わせた時に、下の前歯が見えないような、前歯のかみ合わせが著しく深い噛みあわせを言います。 これは、歯の位置や傾きの異常によって起こっているもの、 上顎骨または下顎骨の位置異常や大きさの不調和によって起こっているものなどが考えられます。

      成長期に過蓋咬合が認められる場合、正常な顎骨の成長が起こらず、いま以上にその状態が悪くなる可能性があります。

      過蓋咬合
  • マウスピース矯正

    見えない矯正

    見えない、痛くない、ライフスタイルに合わせて取り外しが出来る新しい歯列矯正治療装置です。

    これまでの歯列矯正は歯にブラケットという装置を固定し、ワイヤーで歯の移動を行なうものでしたが、マウスピース矯正は、ご自身の歯と歯列の形に合わせて作られたマウスピースを利用して歯を移動させます。

    透明素材で、マウスピースを装着しているのは見えませんし、必要に応じて(食事やお仕事など)ご自分で取り外す事が可能です。そして、1回の移動距離が短いために、痛みはありません(装着当初は、多少圧迫感を感じる事があります)。

    現在、マウスピース矯正は世界に数種類がありますが、当院では、ストレートライン、インビザラインを使用しています。

    効果の高いマウスピース矯正「インビザライン」

    マウスピース矯正「インビザライン」

    マウスピース矯正「インビザライン」

    マウスピース矯正のメリット

    • Icon Check あごの成長のバランスを整えることが出来ます。

      ワイヤーの矯正装置を使用しないため、装置がお口の中であたる痛みや、それが原因で口内炎が生じることはありません。
      矯正治療中は上下の歯をかんだ時にマウスピース全体に力が分散するため、移動中の歯に特に痛みを感じるということがありません。
      新しいマウスピースに交換した直後はしめつけられるような感覚(痛みと違和感の間くらいの感覚)がありますが、時間経過とともに消失します。

    • Icon Check 取り外しができてとても清潔です

      正常な発育を妨げるような歯並びや癖を改善し、あごやお顔の成長のバランスを整えます。 また、放っておいて、あごの関節が痛くなったり(顎関節症)外科的な手術をしなければ治らないケースを避けることが出来ます。 お顔つきやあごの成長のコントロールは、成長期のこどもでしか出来ない矯正治療です。

    • Icon Check 食事の時は簡単に取り外せます

      食事の時は装置を外すことが可能なので、従来の矯正装置のような食事のたびに食べ物が装置にからみつくわずらわしさがありません。
      食事制限がないため通常の食生活が可能です。

    • Icon Check 金属アレルギーにも安心です

      インビザラインはプラスティック製のため、金属アレルギーを引き起こす心配がありません。
      重篤な金属アレルギーの方でも安心して矯正治療が可能です。装置のこすれによる痛みはありません。

    • Icon Check 透明で目立たたないので、話すときも気になりません

      マウスピースは薄く透明なので、歯につけていても目立たないのが大きな特長です。
      歯茎までの薄くなめらかな装置なので裏側矯正装置のような厚みや凹凸がないためしゃべりづらさや発音障害がありません。
      接客業務などの仕事をされている方にも気軽に矯正を始めることができます。

    • Icon Check 通院頻度は1~2ヶ月ごとに一度

      通院回数が少なくて済むので、ご多忙な方でも治療を受けやすいこともメリットの一つです。

    マウスピース矯正のデメリット

    • Icon Check マウスピースの装着時間を守らないと歯が動かない

      歯科医院でワイヤー、ブラケットを装着したら、次回受診するまで自分では何もしないワイヤー矯正と違い、取り外し式のマウスピースを次々に交換して理想の歯並びに変えてゆく治療ですので、食事や歯みがきの時は外して洗浄をし、1日に22時間以上装着しないと歯が計画通りに移動せず治療の失敗に繋がります。
      ご自身で規定時間マウスピースを装着する自信の無い方にはおすすめできません。

      iTero(アイテロ)
    • Icon Check 治療できないケースがある

      患者様の歯並びやお口の状態によっては、インビザラインでは治療できないことがあります。マウスピース型矯正には、従来の矯正とは異なる特有の知識と技術が必要ですが、知識や経験の浅い歯科医が無理な治療計画を立てて失敗するケースも出ているようです。
      治療計画を立てるドクターによって、効果や治療結果には大きな差が出ます。途中で転院はできませんので、失敗しないためにも、医院選びはとても重要です。

  • invisalign(インビザライン)

    歯並びは歯の生え方の問題ではなく、骨格の不正常な発育の問題です。顎が発育せずに小さいままだと、歯は並びきれずに必ず乱れてきます。
    また下顎の成長が悪いと前歯が出っ歯のように見え、逆に上顎の成長が悪いと平面的な顔、もしくは反対咬合(受け口)になって下顎が前に出てきます。

    床矯正
    セカンドオピニオンサービス

    インビザラインとは

    インビザラインとは、コンピュータを用いて作製された透明なマウスピースを段階的(約1〜2週間ごと)につけ替えることで歯を動かす歯科矯正システムです。
    マウスピースは患者様一人ひとりのために、治療計画に基づいてカスタムオーダーで製造される矯正装置です。
    透明な装置ですので、装着してもほとんど目立ちません。また、必要に応じて取り外すことができます。

    インビザラインはこんな人にオススメです

    インビザラインの特徴は、装置が透明なマウスピースであるという事です。
    装着して日常生活を営んでも他人に気づかれることはほとんどありません。
    自分で取り外すことが出来るので、従来のワイヤーを使用した矯正治療よりも非常に快適で気軽に行う事ができます。

    自分で簡単に取り外せてとても快適です

    矯正治療を従来のワイヤーで行う場合、お口の中がむし歯になりやすい状況になってしまいがちですが、取り外しが可能なマウスピースですのでお口の中のケアも簡単で安心です。
    自分で取り外しが可能なため、歯みがきがしやすくいつも清潔にすることが出来ます。
    食事もこれまで通り行えます。

    iTero(アイテロ)

    独自のコンピュータシミュレーション

    インビザラインは、独自の3D治療シミュレーションで作ったプログラムで、段階的に歯が綺麗に並ぶ状態までをシミュレーションしながらマウスピース作る技術です。
    0.25㎜づつ変化させたマウスピースを2週間ごとに歯列に装着し、歯を0.25㎜づつ動かしていきます。
    3Dデジタル化された歯列から光造形(CAD/CAM)技術を利用して順次変化させたマウスピースを作製する技術は世界でもアラインテクノロジー社(米国)しか行っておりません。

  • iTero(アイテロ)

    当院は「iTero(アイテロ)」導入医院です

    当院では、インビザラインを作製する際に必要になる口腔内の型取りを、スキャニングシステム「iTero」を用いてスピーディかつ精密に行うことができます。
    従来の、粘土のような印象材は必要ありません。装置でお口を4~5分かけてスキャンするだけで、簡単に型取りが終了します。

    iTero(アイテロ)
    iTero(アイテロ)
  • インプラント矯正

    インプラントを用いることで、従来の方法では考えられないような歯のコントロール・治療期間の減少が可能になった新しい矯正方法です。

    一般的にインプラントと言えば、歯が抜けた場所にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人口歯(セラミックスクラウン)をのせ、自分の歯と同様に機能させることを言います。
    矯正治療で使用するインプラントは、前述の歯材用のインプラントとは目的がまったく異なります。 インプラント矯正では、目的の歯を目的の所に移動させるための固定源として使用するため、一時的に顎骨に植立しますが、移動後にはインプラントを除去します。

    インプラント矯正に使用するチタンは耐食性、耐熱性に優れ、しかも軽くて強いという特性から、医療、宇宙、高級、科学工業、火力原子力発電、海水淡水化装置等の材料として、その用途は空から陸、陸から海へと、又近年では医療、ゴルフクラブ、カメラ、時計、メガネ、スポーツレジャー用品の分野にも急速に拡がっています。

    インプラント矯正
    インプラント矯正

    インプラント矯正のメリット

    矯正治療期間が短くなり、歯を抜かずに矯正することができます。
    ガミースマイルと呼ばれる笑った時に歯ぐきが必要以上に見える状態の改善にも有効です。外科的治療が必要な症例でも、手術せずに治療できる場合があります。

    インプラント矯正のデメリット

    矯正用インプラントを埋め込むための 歯科手術が必要です。
    埋め込む深さは2ミリ~3ミリ程度で、重要な組織(太い血管、神経等)が無い部分に埋め込みますので非常に安全です。埋め込む場所は症状によって異なります。

    術後、インプラントの周りを清潔にしていないと感染を起こす場合があります。

    インプラント矯正のデメリット
    インプラント矯正のデメリット
  • 床矯正

    歯並びは歯の生え方の問題ではなく、骨格の不正常な発育の問題です。顎が発育せずに小さいままだと、歯は並びきれずに必ず乱れてきます。
    また下顎の成長が悪いと前歯が出っ歯のように見え、逆に上顎の成長が悪いと平面的な顔、もしくは反対咬合(受け口)になって下顎が前に出てきます。

    床矯正
    床矯正

    ヨーロッパでは骨格の正常な誘導を主眼とした床矯正が盛んです。床矯正とは骨格を正常な状態誘導することで歯並びを改善します。
    顎が小さく並びきらない場合は顎を正常な大きさに誘導し、上下の顎の位置が悪い場合はその位置関係を正していきます。

    床矯正装置は一種の入れ歯のようなものです。装置本体は入れ歯と同じプラスチックのプレートで成り立ち、その内部にスクリューやスプリングがついた構造になっています。
    このスクリューを回すことでプレートが変化し、その負荷がゆっくりと、顎を拡げ、歯を動かし、歯並びをきれいにしていくのです。
    床矯正にとって、あごの成長は矯正治療を行うための大切な要素です。
    そのため出来るだけ小さいうち(4歳ぐらいから)に床矯正を始めることをお勧めします。

    床矯正

    矯正の期間について

    歯の移動期間は6ヶ月から1年程で終了するケースが多いです。期間は症例や患者さんの装置の使用量によって変わってきます。
    また概ね初期の移動が完了したあとも後戻り防止の為引き続き保定という作業が必要ですし、新たに生えてくる歯に問題があれば同装置にて再び治療を開始する場合もあります。
    患者さんの希望や症例によって期間はかなり変化します。

    床矯正のデメリットは?

    床矯正のデメリットは歯の矯正器具を一日12時間程、装着しないといけないことです。
    装着を忘れてしまったり、 個人の歯並びの状態などにより 矯正期間も一定ではないのもデメリットです。
    床矯正の治療でのデメリットをまとめると・・・

    取り外しが出来るため、装置の付け忘れや紛失が起こり、治療期間にロスを起こす可能性がある
    慣れるまで、少し喋りにくくなる
    痛みはそれほど感じないが器具が慣れるまで時間が掛る
    プラスチック製の矯正器具なので違和感がある

    などです。

    床矯正とは抜歯をすることなく、あごを広げて歯並びを矯正する方法なのですが あごが広がってしまうのでは?
    顔が大きくなってしまうのでは?
    などの 疑問もあると思いますが、あご自体ではなく、歯槽骨と呼ばれる部分いわいる歯を支えている部分が広がるので顔が大きくなる心配ありません。

  • 部分矯正

    気になる部分だけ矯正

    部分的に気になる所だけを治します。小矯正( Minor Tooth Movement 略してMTM )ともいいます。主に、歯が重なっている場合(そう生)に適用します。
    全部の歯を矯正治療して動かすより、期間がかなり短くなります。
    ただし、上下の歯がきちんと咬むように、部分矯正では無く、全体的な矯正治療になることもあります。

    Check

    部分矯正の症例写真

    • 部分矯正の症例写真 術前

      術前

    • 部分矯正の症例写真 術後

      術後

    通常必要とされる治療内容 矯正装置を部分的に装着して、歯をならべる矯正歯科治療です。
    治療期間および回数 6ヶ月〜12ヶ月 / 8回〜18回
    費 用 130,000円〜450,000円
    主なリスクや副作用 簡単な症例のみ部分矯正は一部のデコボコなどを治すことはで きますが、咬合全体の改善をすることはできません。

    部分矯正の症例写真

    • 部分矯正の症例写真 術前

      術前

    • 部分矯正の症例写真 術後

      術後

    通常必要とされる治療内容 矯正装置を部分的に装着して、歯をならべる矯正歯科治療です。
    治療期間および回数 18ヶ月〜30ヶ月 / 18回〜36回
    費 用 130,000円〜450,000円
    主なリスクや副作用 簡単な症例のみ部分矯正は一部のデコボコなどを治すことは できますが、咬合全体の改善をすることはできません。
  • 治療費について

    初診料 3,300円
    診査診断料 33,000円 (歯の型、歯や顔のX線写真、唾液検査、総合診断料など)
    施術基本料 原則として矯正治療を開始時に納入
    A.前歯部の矯正治療 110,000円~220,000円
    B.片顎の矯正治療 220,000円~330,000円
    C.全体の矯正治療 440,000円~770,000円
    D.全体の矯正治療 55,000円~330,000円
    処置観察料
    (1ヶ月につき)
    3,300円~7,700円
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