小児歯科
Pediatric dentistry
小児歯科はお子様の歯と口の健康を促進する場所です。成長に合わせたむし歯や歯周病予防、治療、歯並び・かみ合わせのケアを通じて、永久歯の健康へ繋げていきます。かかりつけ歯科医として、継続的な管理・予防処置を提供し、お子様の健康な歯を保ちます。
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フッ素塗布で強い歯に!!
当院では、歯にフッ素を塗り、歯を丈夫にします。乳歯から永久歯が生える初めの頃が最適です。フッ素は歯を丈夫にし、むし歯予防に役立ちます。3~4回/年のフッ素塗布が理想的です。美味しい味のフッ素を用意しているので、お子さまも抵抗なく受けられます。
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歯質を強化する
歯のエナメル質を硬くすることで、虫歯の原因菌が作り出す酸に強い歯を作っていきます。
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再石灰化作用を助ける
酸で溶けてしまった虫歯になりかけた部分をもとに戻す、唾液の再石灰化作用を助けます。
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虫歯原因菌の活動を抑える
虫歯の原因菌の活動を抑えて、歯を溶かす酸が作り出される量を抑制することができます。
(ぶどう、りんご、いちご、チェリー味)
Check
市販のフッ素商品は濃度が低いため、歯科医院の高濃度フッ素塗布とは違います。日常的な使用で虫歯予防に効果がありますが、使い方には注意が必要です。製品の説明書をよく読み、正しく使用してください。フッ素製品に関する質問や不安があれば、気軽に相談してください。
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お子さまの虫歯治療
子供の歯は成長に伴い、虫歯のできやすい場所が変わります。虫歯が早く進行し、急速に大きくなることも。お母さんが子供の虫歯リスクを知ることが重要です。当院では昔ながらの削って埋めるな治療ではなく、お母さんとのコミュニケーションを大事にし、小さい虫歯から大きな虫歯まで、ご家庭でもできるケアや予防について説明しながら治療しています。
Check
穴の開いたむし歯は、おとなと同じように治療します。患部を削り、プラスチックや金属で埋めます。大きい場合は金属の冠で治します。神経に達すると数回の治療と局所麻酔が必要。子供にとっては嫌なものです。新しいむし歯を防ぐために予防が大切です。
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シーラント(予防充塞法)
小児歯科での「シーラント」は、奥歯の虫歯予防の方法です。虫歯になりやすい奥歯の凹凸を特殊なプラスチックで埋め、虫歯の発生を防ぎます。このプラスチックは虫歯治療に使われるレジンと同様の材料で、しっかり埋めれば虫歯になりにくいとされています。効果は期間によりますが、特に六歳臼歯(生えたての奥歯)に有効です。ただし、これだけで十分というわけではありません。ブラッシングや定期健診、フッ素活用や食事にも気を付けて、総合的な虫歯予防が必要です。
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笑気吸入鎮静法(笑気)でリラックスして治療を受けられます
「笑気吸入鎮静法」は、治療時の不安や痛みを和らげる方法で、笑気ガスを鼻から吸入します。子供の治療の不安を減らし、リラックスさせるために使います。全身麻酔ではないため、意識はあり、お話しながら治療が進みます。3歳ごろからおすすめしており、笑気の効果は子供によって異なります。良い相性の子供では驚くほどリラックスできます。興味があれば相談してみてください。
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乳歯の抜歯
乳歯が抜けずに永久歯がワキから生えてくることがあります。これを放置すると歯並びがガタガタになります。通常、乳歯は永久歯の出現に合わせて自然に短くなり抜け落ちますが、なかなか抜けない場合も。その際は乳歯を抜いて、永久歯に場所を譲ります。
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サホライド塗布(虫歯の進行抑制)
歯の表面が虫歯になりかけたところに薬を塗ることで、虫歯の進行を抑えます。虫歯ができてしまった部分を治療するのではなく、進行を止めるための措置です。特に治療に耐えられない子供や乳歯の虫歯で、抜ける前に進行を抑えたい場合に使用します。薬を塗ると歯が黒く着色しますが、これは虫歯ではないので安心してください。