小児矯正
Pediatric orthodontics


お子様の永久歯が完成するまでに、虫歯やケガ、悪いクセなどが歯並びや噛み合わせを乱すことがあります。そのため、小児矯正の需要は高いです。小児矯正の主な目的は、成長発育を利用またはコントロールし、正常な顎の成長と歯の生え変わりを導くことです。早い段階から始めることで、将来の矯正や抜歯の回避、成人矯正の回避も可能です。
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子供の矯正について
子供の矯正は、永久歯が生え揃ってない時期や生え揃った直後に行う治療です。口元の歯ならびを整え、審美的に美しく見せつつ、歯の健康と発音を改善し、食物を適切にかむことを目指します。歯ならびが悪い場合でも、早期に治療を始めると治療がしやすく、将来の健康と美しさに繋がります。
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お家でできる歯並びチェック
ご家庭でできる簡単な歯並びのチェック方法を紹介します。
お子さまの歯並びがご心配な方や、幼稚園・小学校の歯科検診で「不正咬合」を指摘されたら、まずはご家庭でチェックしてみてください。質問事項に一つでも該当するものがあれば、専門医への相談をお勧めいたします。年齢別チェック!!
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上下の前歯の歯と歯の間に1~2mm程度の隙間がありますか?
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上の前歯は下の前歯にかぶさるように噛んでいますか?
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上下の歯は合計で20本ありますか?
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指しゃぶりなどの癖はありませんか?
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上下の前歯(永久歯)はきれいに萌えていますか?
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上下の前歯の歯と歯の間に0.5~1mm程度の隙間はありますか?
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上の前歯は下の前歯に2~3mmでかぶさるように噛んでいますか?
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テレビを見ている時など唇はつむれていますか?
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上下の前歯・犬歯はきれいに萌えていますか?
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上の前歯は下の前歯に2~3mmでかぶさるように噛んでいますか?
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テレビを見ている時など唇はつむれていますか?
※2歳以下のお子さまの歯並びでは、歯並びに問題(反対咬合や叢生)など があっても自然治癒の可能性が高いため様子を見ることがほとんどです。
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不正咬合の原因と種類
不正咬合を起こす原因は大きく分けて2つあります。
■1つは遺伝によるもの、子が親に似た歯並びや、かみ合わせになるのはこのためです。
■もう1つは、骨の発育障害、指しゃぶりなどの癖、むし歯などの後天的なものです。-
叢生(そうせい)・・・ガタガタ歯、乱ぐい歯、八重歯、でこぼこの歯並び
叢生(そうせい)とはあごの大きさに比べて、歯が大きいことが原因で、歯並びが凸凹になったり重なり合ったりしている状態を言います。
歯ブラシが届きにくいため、虫歯や歯周病になるリスクも高いと言えます。 -
上顎前突
“出っ歯”と呼ばれているもので、前歯が前に突き出している、下あごの位置が上あごの位置より後ろに下がった状態の噛み合わせです。
遺伝以外にも日常生活のクセである、指しゃぶり・アレルギーによる口呼吸などが原因にも考えられます。 -
下顎前突
反対咬合とは、俗に“うけ口”といわれるように、下の前歯が上の前歯より前方にでている状態をいいます。 これは、噛み癖によるもの、歯の位置や傾きの異常によって起こっているもの、上顎骨または下顎骨の位置異常や大きさの不調和によって起こっているものなどが考えられます。
成長期に下顎前突が認められる場合、正常な顎骨の成長を阻害し、いま以上にその状態が悪くなる可能性があります。 そのため下顎前突の程度がより悪化し、その状態を改善するには、健全な歯の抜歯を併用しなければならなくなる可能性が高まります。また、その状態が極めて重度の場合、手術を併用して骨の位置から改善しなければならないこともあります。 -
開咬
奥歯の噛み合わせは問題なく、前歯のみの噛み合わせが合っていない事です。 前歯で食べ物を噛み切れない他にも、口が閉じにくい状態です。
原因は呼吸器系の病気による口呼吸やクセの指しゃぶり、または骨格に問題がある場合があります。 -
過蓋咬合
過蓋咬合とは、かみ合わせた時に、下の前歯が見えないような、前歯のかみ合わせが著しく深い噛みあわせを言います。 これは、歯の位置や傾きの異常によって起こっているもの、 上顎骨または下顎骨の位置異常や大きさの不調和によって起こっているものなどが考えられます。
成長期に過蓋咬合が認められる場合、正常な顎骨の成長が起こらず、いま以上にその状態が悪くなる可能性があります。
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子供の矯正のメリット・デメリット
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永久歯を抜かない矯正の可能性が格段にあがります。
永久歯がはえるスペースが足りない場合、奥歯を後ろに移動させたり、あごの横や前への成長を促すことによりスペースが出来ます。 早期治療により将来的に永久歯を抜歯せずに本格矯正(ワイヤーによる矯正)ができる可能性が高くなります。
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あごの成長のバランスを整えることが出来ます。
正常な発育を妨げるような歯並びや癖を改善し、あごやお顔の成長のバランスを整えます。 また、放っておいて、あごの関節が痛くなったり(顎関節症)外科的な手術をしなければ治らないケースを避けることが出来ます。 お顔つきやあごの成長のコントロールは、成長期のこどもでしか出来ない矯正治療です。
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お口の本来の機能を取り戻します。
指しゃぶりや舌癖は、歯並びだけではなく発音や食べ物の食べ方・飲み方に大きく影響を及ぼします。 また、普段お口を開けている癖を引き起こします。 早期に癖を改善するとともにお口の周りの筋肉や舌の動きのトレーニングをして正しい筋肉の動きの習得を目指します。
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早めの対処で永久歯での矯正期間が短くなります。
あごの成長のコントロールをしたり、永久歯を正しい位置に生えるように導くことにより永久歯列になってから行う本格矯正が簡単で期間が短くなったり、必要なくなる場合があります。
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子供の矯正はほとんどの場合、アゴの骨の成長が終わる15歳前後まで経過を観察する必要があるため、矯正期間が長くなることがあります。
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矯正期間中、一時的に見た目が悪くなることがあります。 (矯正装置が見えたり、一時的に歯並びが悪い状態になったりする)
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小児矯正を行っても、大人になってから再度矯正が必要になることがあります。(特に受け口の場合には、大人になってから外科矯正が必要となるケースが多い)
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小児矯正に使用する装置は、その多くが家庭で患者さん本人に装着してもらうタイプのものなので、患者さん本人が治療に協力的でない場合には良い治療結果が出にくくなることがあります。
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矯正中は基本的に虫歯になりやすくなるので、注意深く歯のケアを行わないと虫歯が出来てしまう恐れがあります。
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矯正治療の流れ
初めての方でもよく分かる、 矯正治療の流れの説明です。
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1 初診相談
歯並びやお口元の状態、治療に対する患者さんのご希望、どんなことが気になっていらっしゃるのか、詳しくお話をうかがいます。
お口の中を見せていただいた後、歯並びの問題点や矯正治療の流れ、治療期間、治療費用などについて分かりやすくご説明いたします。 -
2 精密検査
あごの成長のバランスや位置、歯の状態を詳しく確認するためにデジタルレントゲン写真をお撮りします。
歯型、顔やお口の写真、あごの動きも検査いたします。 また、虫歯、歯周病の検査を行います。必要であれば、矯正前に当院にて虫歯・歯周病の治療を行います。 -
3 診断結果・治療計画の説明
精密検査の結果をご報告し、治療方針・期間、メリット、デメリット、費用などを含め、考えられる矯正治療を幾つかご提案・ご説明いたします。
治療への希望や疑問・不安などをお聞きした上で、納得のいただける治療法で治療を進めていきます。 -
4 治療開始
矯正装置を装着し、定期的に来院していただき、ワイヤーの交換や矯正装置の調節をして歯を動かしていきます。
また、来院ごとに歯磨きの練習や歯のクリーニング(PMTC)を行い、虫歯や歯周病の予防をしながら治療を続けていきます。 -
5 メンテナンス(保定期間)
装置を外したばかりの歯は、元の位置に戻ろうとするため、取り外しの出来る保定装置(リテーナー)を使用し、きれいになった歯並び、咬み合わせを安定させます。
3~4ヶ月に一度来院していただき、咬み合わせのチェックや虫歯・歯周病予防を行います。
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治療時期について
第1期治療期
第1期治療期は、小学生の前歯が生え変わる時期で行います。この治療は、ひどい吐き口や出っ歯、歯の並びがひどく歯ブラシで清掃できない状態、顎の発育に関連した異常などに対処します。指しゃぶりや舌の癖など、歯の並びや発音に影響を与える習慣も早めに治療することが大切です。第2期治療期
第2期治療期は中学生以降で、すべての歯ならびの異常が対象です。骨格に大きな問題がなく、歯のならびがデコボコや八重歯である場合は、この時期に治療を始めるのが適切です。治療器具も複雑で、2年ほどかかります。第1期治療を受けた人は、第2期で最終的な仕上げを行います。必要なら、治療が始まる前に定期的なチェックを受けることで、より効果的な治療が受けられます。 -
子どものマウスピース矯正 『インビザライン・ファースト』
インビザライン・ファーストは、混合歯列期(乳歯と永久歯の交換期)にある子どものためのマウスピース型矯正装置です。
インビザラインは、これまで主に永久歯が生え揃う時期の矯正治療(第2期治療)で使用していましたが、インビザラインシステムの技術進歩により、乳歯と永久歯が混在する時期の矯正治療(第1期治療)からの使用が可能になりました。(完成物薬機法対象外)インビライン・ファーストならお子様も親御様も安心
透明で目立たない
見た目に装着していることがほとんどわかりません。
「お友達にからかわれるのが心配」など、見た目に抵抗があるお子様も受け入れやすい矯正装置です。インビザラインファーストの適応年齢は?
適応年齢は、約7~9歳の子どもと言われます。厳密には、上の前歯が生える時期となる混合歯列前期から使用でき、6歳臼歯と前歯が2/3萌出している必要があります。
歯並びのご相談は、いつでも受けており、矯正治療自体は約4歳から可能です。当院では、インビザラインファースト以外の矯正治療もあり、患者様の状況に適した装置を使います。まずは、お気軽にご相談ください。早期に矯正治療を始めることによってさまざまなメリットがあります
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1
噛み合わせが合わせやすい
女子は16歳、男性は18歳まで顎の骨が成長するといわれています。顎骨の成長がある時期に、骨の成長をコントロールすることによって噛み合わせを合わせることが容易になります。
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2
指しゃぶりや舌の突出癖などの習慣を改善させることができる
小児期に起こる歯列不正の主要な原因のひとつです。指しゃぶりや歯列不正を防止することで、歯並びの悪化を防ぐことができます。
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3
喜んでマウスピース装置をはめてくれます
ワイヤーなどを使用せず、見た目なきれいな装置を使うことで、矯正装置をつけることを子供が嫌がらないです。
むしろ「アメリカ初の新しい矯正装置である」と誇らしく着脱してくださいます。 -
4
取り外しが自由にできるのでストレスレス
取り外しが自由に行えることで、矯正治療中も歯磨きがしやすく、食事中も取り外しができるために汚れがたまりづらいです。小児時期は虫歯の好発年齢でもあります、可撤式の装置を使用することによって歯の自浄作用の向上や、歯磨きのしやすさを高めたりすることができるため虫歯になるリスクを軽減させることができます。
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5
スポーツや楽器をする人との相性が良い
ブラケットと比較すると、楽器やスポーツも普段のように行えるので、部活などをしている子供の日常生活を阻害することが少なく、歯並びの治療ができます。
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6
歯並びが治るイメージがつきやすい
クリンチェックといった治療動画シミュレーション用ソフトで、どのように歯並びが治っていくか流れを事前にチェックすることができるため、親御さんも安心して矯正治療をお子様にさせることができます。
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床矯正
歯並びの問題は歯の生え方ではなく、骨格の不正常な発育に起因します。顎が十分に発育せず小さいままだと、歯がきれいに並ばずに乱れます。下顎の成長が悪いと前歯が出っ歯のように見え、逆に上顎の成長が悪いと平らな顔や反対咬合(受け口)が生じ、下顎が前に出てきます。
ヨーロッパでは骨格の正常な誘導を主眼とした床矯正が盛んです。床矯正とは骨格を正常な状態誘導することで歯並びを改善します。
顎が小さく並びきらない場合は顎を正常な大きさに誘導し、上下の顎の位置が悪い場合はその位置関係を正していきます。
床矯正装置は一種の入れ歯のようなものです。装置本体は入れ歯と同じプラスチックのプレートで成り立ち、その内部にスクリューやスプリングがついた構造になっています。
このスクリューを回すことでプレートが変化し、その負荷がゆっくりと、顎を拡げ、歯を動かし、歯並びをきれいにしていくのです。
床矯正にとって、あごの成長は矯正治療を行うための大切な要素です。
そのため出来るだけ小さいうち(4歳ぐらいから)に床矯正を始めることをお勧めします。矯正の期間について
歯の移動には通常6ヶ月から1年かかりますが、症例や装置の使用量によって期間は異なります。初期の移動が完了した後も後戻りを防ぐために保定という作業が必要で、新しい歯に問題があれば再び治療を開始することもあります。期間は患者さんの症例や希望によってかなり変動します。
床矯正のデメリットは?
床矯正のデメリットは歯の矯正器具を一日12時間程、装着しないといけないことです。
装着を忘れてしまったり、 個人の歯並びの状態などにより 矯正期間も一定ではないのもデメリットです。
床矯正の治療でのデメリットをまとめると・・・
●取り外しが出来るため、装置の付け忘れや紛失が起こり、治療期間にロスを起こす可能性がある
●慣れるまで、少し喋りにくくなる
●痛みはそれほど感じないが器具が慣れるまで時間が掛る
●プラスチック製の矯正器具なので違和感がある
などです。
床矯正とは抜歯をすることなく、あごを広げて歯並びを矯正する方法なのですが あごが広がってしまうのでは?
顔が大きくなってしまうのでは?
などの 疑問もあると思いますが、あご自体ではなく、歯槽骨と呼ばれる部分いわいる歯を支えている部分が広がるので顔が大きくなる心配ありません。 -
小さいときの癖
お子さまにはいろいろな癖がございます。
こういった癖によって、骨格のズレが生まれ、歯並びが悪くなるといったことが起こります。
ご家族の方は、日頃からこういった癖が身につかないように注意深く観察してあげてください。-
食事の食べ方の癖
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舌を出す癖
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指しゃぶり
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唇や爪を噛む癖
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不必要なもの(タオルや衣類、おもちゃ、ファスナー)を噛む癖
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矯正歯科治療の費用一覧
初診料 3,300円 診査診断料 33,000円 (歯の型、歯や顔のX線写真、唾液検査、総合診断料など) A.前歯部の矯正治療 110,000円~220,000円 B.片顎の矯正治療 220,000円~330,000円 C.全体の矯正治療 440,000円~770,000円 処置観察料
(1ヶ月につき)3,300円~7,700円 -
治療を終えたら
矯正治療が終わっても、お口の健康を守るためにはメンテナンスが必要です。当院では、治療中に虫歯や歯周病を予防するために、患者様のお口のケアに力を入れています。治療後も生涯にわたり、患者様の健康なお口をサポートします。 治療が終わった後も、歯が痛くなったときだけでなく、定期的に通院してメンテナンスを行うことが重要です。普段のブラッシングでは取り除けない奥歯や歯と歯ぐきの間の歯垢(プラーク)も、専門的な器具を使って歯科医院でクリーニングすることで、お口の健康を維持できます。
保定装置(リテーナー)の着用
保定装置は、矯正治療後に歯の位置を安定させ、後戻りを防ぐために使用される装置です。矯正装置が歯を移動させるのに対し、保定装置は歯を動かさずに安定させます。治療後は歯の根の周りの骨がしっかりと固定されておらず、歯と歯ぐきを結ぶ線維も簡単に変化せず、元の位置に戻ろうとする力が働きます。保定装置を使って、歯が新しい位置にしっかりと定着するまで、後戻りを防ぎます。
保定装置(リテーナー)の着用
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左右の大臼歯~大臼歯までの透明なマウスピースタイプの取り外し可能な装置です。
個人により差はありますが、装着当初は、違和感があり、話がしづらくなりますが1週間~1ヶ月程度で慣れる方が多いようです。審美的には、すぐれた装置です。 -
細いワイヤーを矯正終了後の歯列に合わせ曲げ、歯の裏側に専用の接着剤で接着をし、保定をする固定式の装置です。違和感は、一番少ないようです。
治療前の歯列、治療終了後の状態により異なりますが、左右の犬歯~犬歯、または小臼歯~小臼歯を固定します。 歯の裏側に装着する装置ですので表側から装置は見えず、審美的にすぐれています。
固定式なので取り外しの面倒な操作はありませんが、その反面、装置の周囲に汚れがつきやすいという欠点があります。歯磨きの方法は、ご指導・ご説明致しますので、ご安心ください。 -
表は、ワイヤーで押さえ、裏側は、プラスチック(レジン床)で構成されている取り外しの可能な装置です。
個人により差はありますが、装着当初は、多少違和感があり、話がしづらくなることもございますが、1週間~1ヶ月程度で慣れる方が多いようです。 表のワイヤーで前歯を微調整をすることができます。
FAQ
一生のことだからこそ気になる、矯正治療の様々な疑問にお答えします。
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Q
矯正治療により顔つきまできれいになると聞いたのですが?
A実際、前歯が出ているような方の場合、矯正治療により前歯の位置が後退することで唇も自然な形に変化します。 また、良く噛めるようになるため、お口の周りの筋肉をよく使うようになり引き締まってきます。さらに、自信を持って笑うことが出来るようになるため、笑顔がとても素敵になります。
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Q
矯正治療はいつ頃から開始したらよいのですか?
A不正咬合の状態や程度は個人によって違いますので、最適な治療開始時期は一概にはいえません。早めに治療した方が効果が高い場合と、少し待ってもよい場合があります。気づいた時点で早めにご相談していただければ、その方にとって最適な治療開始時期をお知らせいたします。 また、良く噛めるようになるため、お口の周りの筋肉をよく使うようになり引き締まってきます。さらに、自信を持って笑うことが出来るようになるため、笑顔がとても素敵になります。
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Q
矯正治療は大人になってからもできますか?
Aもちろん大人でも矯正治療は可能です。最近は大人で矯正をおこなう人が増加しています。年齢に制限はありません。お気軽にご相談ください。
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Q
痛みはありますか?
A矯正治療によって生じる痛みにはかなり個人差があるようです。感じ方は様々ですが、お口の中に矯正装置が入ると、2、3日歯が浮いたような感じになり、食事の時に物をかむと痛みを感じる方もいらっしゃいますが通常4、5日もすれば痛みもなくなります。 最近では矯正装置の進歩により以前に比べ、従来よりも大幅に痛みを軽減することが可能になってきました。
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Q
食事は普通どおりでいいのですか?
A矯正装置によっても多少違いはありますが、普通の食事であれば問題ありません。 しかし、硬い食べ物や粘着性のあるガムやキャラメルなどは、装置を壊す原因にもなりますのでできるだけ避けてください。
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Q
日常生活になにか制限はありますか?
A特に制限はないのですが、ボクシングやラグビーなどのようなぶつかり合うスポーツはお口の中を傷つける可能性があるので注意が必要です。激しいものでなければさしつかえありません。また、吹奏楽をされている方もいらっしゃいます。
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Q
治療期間はどのくらいですか?
A治療期間につきましては、個人差がありますが、一般的に口の中に固定式の装置が入る期間は、全体的な治療では1年半~2年半くらいかかります。部分的な治療では、1年以内で終わることもあります。
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Q
虫歯になりやすいと聞いたのですが?
Aたしかに、お口の中に矯正装置が入ることにより、汚れが残りやすくなってしまい、せっかく矯正治療で歯ならびを治しても虫歯になってしまっては、台無しになってしまいます。 治療前および、治療中も歯磨きの指導が必要です。
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Q
差し歯や、ブリッジの歯がありますが矯正治療できますか?
A可能です。いずれの場合にも矯正治療には支障ありません。 ただし、歯を動かすとかみ合わせや歯ぐきの形が変わってくることがありますので、矯正治療終了後にもう一度つくりかえる必要があるかもしれません。
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Q
妊娠中や出産を控えている場合でも矯正治療はできるのでしょうか?
AX線写真撮影などについて注意した上で矯正治療を進めれば、何も問題はありません。
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